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きらめき子育て賞
太陽
第7回きらめき子育て賞
体験記部門
入賞作品10編

影土井 洋治

金生 剛昌

紀村 修一

鴻野 享子

笹川 めぐみ

清木 香奈枝

東山 敏忠

中原 雄

古屋 陽子

横山 勝子

※掲載は作者名五十音順
第7回きらめき子育て賞の詳細については、以下もご覧ください。
 障がい児の子育て
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 私の家族は主人、五年生の長女、三年生の長男、一年生の次女、義父、義母の七人家族です。
 同居を開始した年に三番目の次女の妊娠が発覚して予想外の妊娠だったのですが無事に出産することができました。
 ですが産まれて泣いては飲んだミルクを吐き夜中もなかなか寝てくれず、機嫌が悪い状態が続き、義母の協力があったからこそ、なんとか、やっていけたんだと感謝の気持ちでいっぱいです。あきらかに長女、長男と比べると赤ちゃんの頃は育てにくい次女でした。
 発育も悪く歩行も遅れており歩行訓練に通い、歩きだしたのが二歳になったばかりの頃でした。何が原因なのか分からず、色々と検査をした結果、三歳の時に染色体異常がみとめられ「ウィリアムス症候群」という病名の診断が下りました。その病名かもしれないと病院の先生に言われていたものの、はっきり診断が下った日は落ち込みました。
 ウィリアムス症候群の症状として心血管系の異常がある場合があり、成長するにつれ、その異常が出てくるかもしれないと言われています。後は精神発達の遅れ、妖精様と表現される顔、性格の特徴として、人懐こい、不安が強いなどがあります。次女は甲状腺ホルモン低下症という病名ももっていて発育が悪い状態です。
 幼稚園入園前、小学校入学前になると進路をどうするか悩む日々が続きました。幼稚園時代は、最初は障がい児専門の施設へ通い半年程たってから通常の幼稚園へと通いました。
 小学校は特別支援学校へと進路を勧められましたが長女、長男と同じ小学校へとの家族の希望があり、支援学級への入学の許可を頂いたときは、合格発表の合格したときのような気持ちでありました。校長先生は児童と障がいのある児童が共生していくのが理想とおっしゃって下さり、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
 長女、長男は親が特別苦労しなくても言葉を覚え、平仮名も覚えてくれたのにと悩むときもありますが、明るく人懐こい性格のおかげ様か、周りの子どもさん達によく声をかけてもらい、応援してもらい楽しい学校生活を送っています。学校の先生が子ども達の力は凄いですよと言われていて、周りの方、子どもさん達にパワーをもらっており、ありがたい毎日を送っています。
 手はかかる次女ではありますが、この子がいると癒され、この子が産まれてきた意味があるのではないかと最近、感じています。こどもを育てるのは自分育てでもあると聞きますが親の私も子ども達と一緒に成長できたらいいなと思っています。



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草原
やまぐち子育て連盟 http://yamaguchi-kosodate.net
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