「家族と地域の温かさ」
萩市立萩東中学校 2年 大松 凜也
私の家は母子家庭だ。家族構成は、母と兄二人と弟。しかし、今は兄二人が自立して家を出たので、三人で暮らしている。
今、私たちは、地域の人達のおかげで、普通の生活を送ることができている。私たちのために、食事や金銭面で援助してくださる方もいらっしゃる。また、行政の方が母や私たち兄弟のために、家を訪問していろいろな相談にも親切に対応していただいている。
私の家族は、全員が個性をもっている。上の兄は、とても優しくて、ゲームを買ってきてくれるし、一緒に遊んでくれる。しかし、怒るととても怖くなる。兄に怒られた時は、たまに晩ご飯を食べられなくなるくらいだ。下の兄は、一人でいることが好きで、たいてい自分の部屋に居る。でも、上の兄と一緒にゲームをしたり、友達の家へ勉強しに出かけたりすることもある。いつもは穏やかな兄だが、怒った時のどなり声は上の兄よりも怖く感じるから不思議だ。上の二人の兄は、とても仲が良く、二人で一緒に行動していることが多い。
一方、弟は遊ぶことがとても好きな小学生だ。ゲームは僕よりも上手で、難しいクエストもすぐに終わらせてしまう。だが、病気がちで、人の悪口を言ったり、ゲームで負けたり、嫌なことがあったりすると、人や物に当たったりなどの短所がある。けれども、兄弟の中では私と一番仲が良い。
母は一人で、私たち子供四人を育てている頑張り屋だ。家事はもちろんのことだが、仕事も無理のないペースで行っている。しかし、今は仕事をしているが、この仕事に就くまでの数年間は、事情があって仕事に就くことができなかったのだ。そんな母が数ヶ月前から訪問看護の人と関わり始めた。世間話をしながら、面接のアドバイスをもらい、そのおかげで今母は仕事に就くことができたのだ。母が家計をきりもりし、家族三人の生活が成り立っている。四人の子供の生活や学校で必要な物を買ったり、子供たちが買って欲しい物を買わされたりするので、親として大変な思いをしていると思う。
私は子供食堂のボランティアスタッフに参加し、いろいろなお手伝いをしている。子供食堂での役割は主に、外で子供達と遊ぶことだ。その他にも写真を撮ったり、配布する米を袋につめたりする。自分よりも年下の子供達と遊んでいると、一人一人の子供の知らなかった意外な特技や行動を見ることができる。でも今、私たちスタッフがやっていることは、ほんの小さな支えにしかならないかもしれないと思うと、ぐっと心にくるものがある。自分が関わることで、幸せな暮らしができるといいなと強く思う。子供食堂では、保護者や私と同じスタッフなどいろいろな人と関わることができる。大人のスタッフの人からアドバイスをもらえたり、仕事や家事で疲れている保護者が休むことができる時間を作ったり、自分の役割が明確になっている。だから、今の活動がこれから先の私の人生に役立つ時がくると信じて、自分のできることを精一杯頑張っている。
自分の今の生活は、一緒に暮らしている優しい家族や、様々な援助をしてくださるたくさんの方々のおかげだと改めて実感し、感謝している。だからこそ、自分が今やっていることや、これから学ぶこと、経験していくことを大切にしていきたいと思う。そしてお世話になったすべての方々への恩返しとしてあいさつや地域の清掃などを積極的に行い、私をとりまくすべての人を明るくできるように、自分なりに頑張っていきたいと思う。