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山口県青少年育成県民会議

 
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令和7年度少年の主張コンクール山口県大会
2025/10/03
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次代を担う子どもたちが、広い視野と柔軟な発想、創造性と共に自らの主張を正しく伝え、理解してもらう力などを身につけていくことをねらいに、県内の応募者584名から選び抜かれた8名の中学生が、日頃抱いている思いや考えを発表しました。

発表後、中学生8名に向けて村岡知事は「みなさんの発表はわかりやすく我々も聞きながら、一緒に悩んだり、胸が締め付けられたり、胸が熱くなったりということを一緒に感じさせてもらった。みなさんがこれから生きていく社会、そして、生きていくみなさんが今考えている挑戦などに向かって大いに成長されることを願っています。」と激励しました。

※YouTubeで公開しています。(発表順)
○全編 ロング (会長挨拶 講評 表彰風景あり) https://youtu.be/gLPvWvj-8IA
 
○優良 萩市立萩東中学校 2年 大松凜也
 「家族と地域の温かさ」 https://youtu.be/ux-KM5lT_RQ
 
○優良 下松市立久保中学校 3年 岡村美咲
 「この一瞬にすべてを込めて」 https://youtu.be/5--hiWmk1uU

○最優秀(県知事賞) 山口県立高森みどり中学校 3年 須田青慈
 「「食」と向き合う」 https://youtu.be/x9py74sMn4g

○優秀(県民会議会長賞)下松市立久保中学校 3年 三浦仁太
 「言葉の強さ」 https://youtu.be/QC5HPeYGHQs

○優良 周南市立桜田中学校 1年 �眈彰�杏
「「今」の私ができるまで…」 https://youtu.be/yi7Ss7hXYVo

○優秀(県教育長賞) 周南市立富田中学校 3年 田邊優衣
 「私だから伝えられること」 https://youtu.be/ldGO56F0FFQ

○優良 山口県立高森みどり中学校 3年 北奥桃嘉
 「挑戦」 https://youtu.be/EqsXkdNpsoo

○優良 周南市立太華中学校 2年 舩越煌莉
 「小さな行動がつくる未来」 https://youtu.be/6iPKlmB6ZlY


 

令和7年度少年の主張コンクール発表作文紹介(優良賞)
2025/10/03

「家族と地域の温かさ」
萩市立萩東中学校 2年 大松 凜也

 私の家は母子家庭だ。家族構成は、母と兄二人と弟。しかし、今は兄二人が自立して家を出たので、三人で暮らしている。
 今、私たちは、地域の人達のおかげで、普通の生活を送ることができている。私たちのために、食事や金銭面で援助してくださる方もいらっしゃる。また、行政の方が母や私たち兄弟のために、家を訪問していろいろな相談にも親切に対応していただいている。
 私の家族は、全員が個性をもっている。上の兄は、とても優しくて、ゲームを買ってきてくれるし、一緒に遊んでくれる。しかし、怒るととても怖くなる。兄に怒られた時は、たまに晩ご飯を食べられなくなるくらいだ。下の兄は、一人でいることが好きで、たいてい自分の部屋に居る。でも、上の兄と一緒にゲームをしたり、友達の家へ勉強しに出かけたりすることもある。いつもは穏やかな兄だが、怒った時のどなり声は上の兄よりも怖く感じるから不思議だ。上の二人の兄は、とても仲が良く、二人で一緒に行動していることが多い。
 一方、弟は遊ぶことがとても好きな小学生だ。ゲームは僕よりも上手で、難しいクエストもすぐに終わらせてしまう。だが、病気がちで、人の悪口を言ったり、ゲームで負けたり、嫌なことがあったりすると、人や物に当たったりなどの短所がある。けれども、兄弟の中では私と一番仲が良い。
 母は一人で、私たち子供四人を育てている頑張り屋だ。家事はもちろんのことだが、仕事も無理のないペースで行っている。しかし、今は仕事をしているが、この仕事に就くまでの数年間は、事情があって仕事に就くことができなかったのだ。そんな母が数ヶ月前から訪問看護の人と関わり始めた。世間話をしながら、面接のアドバイスをもらい、そのおかげで今母は仕事に就くことができたのだ。母が家計をきりもりし、家族三人の生活が成り立っている。四人の子供の生活や学校で必要な物を買ったり、子供たちが買って欲しい物を買わされたりするので、親として大変な思いをしていると思う。
 私は子供食堂のボランティアスタッフに参加し、いろいろなお手伝いをしている。子供食堂での役割は主に、外で子供達と遊ぶことだ。その他にも写真を撮ったり、配布する米を袋につめたりする。自分よりも年下の子供達と遊んでいると、一人一人の子供の知らなかった意外な特技や行動を見ることができる。でも今、私たちスタッフがやっていることは、ほんの小さな支えにしかならないかもしれないと思うと、ぐっと心にくるものがある。自分が関わることで、幸せな暮らしができるといいなと強く思う。子供食堂では、保護者や私と同じスタッフなどいろいろな人と関わることができる。大人のスタッフの人からアドバイスをもらえたり、仕事や家事で疲れている保護者が休むことができる時間を作ったり、自分の役割が明確になっている。だから、今の活動がこれから先の私の人生に役立つ時がくると信じて、自分のできることを精一杯頑張っている。
 自分の今の生活は、一緒に暮らしている優しい家族や、様々な援助をしてくださるたくさんの方々のおかげだと改めて実感し、感謝している。だからこそ、自分が今やっていることや、これから学ぶこと、経験していくことを大切にしていきたいと思う。そしてお世話になったすべての方々への恩返しとしてあいさつや地域の清掃などを積極的に行い、私をとりまくすべての人を明るくできるように、自分なりに頑張っていきたいと思う。


 

令和7年度少年の主張コンクール発表作文紹介(優良賞)
2025/10/03

「この一瞬にすべてを込めて」
下松市立久保中学校 3年 岡村 美咲

 私たちの人生は、数え切れないほどの一瞬の積み重ねでできている。一年、一か月、一日、一時間、一分、一秒。どれも貴重な時間だ。私たちは往々にして未来ばかり考え、過去に囚われ、肝心の「今」を見失うことがある。私もそうだった。
 中学二年生の冬。その日はいつも通り、大好きなハンドボールを、大好きな仲間たちとプレーしていた。その日行われるのは三試合。第一試合から、予想もしなかった未来が待っていたのだ。前半、戦闘を繰り広げている中で相手選手と衝突し、後頭部を強打した。痛かったのかもしれないが、私は、試合のことだけを考え、そのままプレーを続けた。大丈夫だろう、そんな軽い気持ちで残り二試合も終え、帰路に着いた。その日は、珍しく帰りの車の中からどっと疲れが出て、帰宅後、すぐに休んだ。翌日から、頭痛が続いた。病院では、脳振盪と診断された。「休んでいればすぐ治る。」私は、自分にそう言い聞かせた。
 しかし、数週間後に私の生活はガラッと変わった。いつも通りに学校生活を送るのが辛いのだ。クラスメイトの声、机や椅子などの物音、全てが普段の五倍くらいの音量で耳に入ってくる。さらには、照明や太陽光などの明るい空間にいることも辛かった。
 次の受診で迫られたのは、二週間の点滴入院か自宅療養の二択。「家がいい。」私はそう言った。自宅療養中は、毎日2ℓのスポーツドリンク摂取、食事やトイレ、風呂以外は横になる。これが、私に与えられた、体を治すためのものだ。今まで普通に過ごしてきた日常ががらりと変わった。分かってはいても、何もできない日々の苦しさ・辛さは、今でも鮮明に思い出すことができる。
 それを変えてくれたのは、一人の同級生。一緒にたくさんの水分をとってくれた。学校もあるのに、たくさんの言葉をくれた。おかげで、私の苦しさは楽しさに変わっていった。
 三年生。私は自宅療養から解放され、毎日楽しい日々を送っている。幸せだ。勉強できること、友達と他愛のない話をすること、そして、何より、こうして学校に通えることが。それまでの私は、友達と話をすることは当たり前だと思っていた。勉強するのが面倒くさいなと思ったこともある。大好きなハンドボールだってそう。きつい練習の時、思い通りのプレーができず先生に怒られたときは、嫌だなと思った。でも、今まで何気なく行っていた、当たり前と思っていたことが、実は当たり前ではなく、有難いことなのだと気付いた。
 ハンドボールができなかった期間は、本当に辛かった。再びコートに立てるようになったのは三年五月。それまでは、チームメイトのために準備や声出し等、できることを頑張った。その中で、試合にでるのは当たり前じゃない、たくさんの人に支えられているからこそプレーできるのだと実感した。また、コートに立てない人の辛さも分かった。試合に出たいという思いは、誰だってある。だから、コートに立てて当然ではなく、コートに立てて有難いという気持ちをもってプレーしたいと強く思うようになった。久しぶりにチームメイトと練習をした日の感動は、これからも忘れることはないだろう。そして、今まで以上にハンドボールが好きになった。
 人生は何が起こるか分からない。私は、この経験以来、「今」を意識するようになった。一流のアスリートやアーティストは、限界を超えた最高のパフォーマンスをするために、練習や準備の段階から、「今」に全神経を集中させている。私はアスリートではないが、後悔しないように「今」を精一杯生きていきたい。そして、その「今」を「明日」という未来に繋げていきたい。だって、今の私は、過去の私が作ってくれたものだから。


 

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草原
やまぐち子育て連盟 http://yamaguchi-kosodate.net
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